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(3)FRAXAのサザン解析
患者でリピートが著明に延長している場合はPCRでバンドが出現しないのでサザン解析を行った。患者DNA各10μgを制限酵素EcoRl+Eaglで消化した後、0.8%アガロースゲル上に電気泳動し、ナイロンメンブランに転写した。StB12.3(Dr.Mandel、lNSERM,Strasbourgより供与)7)を、megaprimelabelingkit(Amersham、UK)を用いて32P−dCTPラベルし、プローべとして使用した。60℃で16時間、プローべとハイブリダイゼーションした後、0.5XSSC、0.1%SDS溶液で60℃、2時間洗い、BAS2000でバンドを検出した。

 

(4)FRAXEのPCRスクリーニング
FRAXE遺伝子上のGCCリピートを來む部位でプライマー(プライマーF5’−GCCAGGAAGCGGCGGCAGTGGCACTGGG−3'、プライマーR5’−CCTGTGAGTGTGTAAGTGTGTGATGCTGCCG−3')を合成し、Pfupolymeraseを用いてPCRを行った6)。PCR条件は、DNA100ng、プライマーFおよびR各0.5μM、1Xcloned Pfu buffer、dATP、dCTP、dTTP 各200μM、dGTP 150μM、7−deaza−dGTP 50μM、5.0%DMSO、Pfupolymerase0.5Uを加え、計20μlにし、98℃ 5分加熱後、98℃ 35秒、70℃ 6分30秒を計33サイクル行った。PCR産物をアガロースゲル電気泳動し、エチジウムブロマイドで検出した。

 

 

 

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